カソック、ローマカトリック教徒および他の聖職者が通常の服装としても典礼用衣服としても着用する長い衣服。カソックはボタン留めで、長袖で体にぴったりフィットします。ローマカトリック教会では、色と縁飾りは着用者の教会の階級によって異なります。法王は無地の白、緋色の縁飾りのある枢機卿は黒、赤い縁飾りのある大司教と司教は黒、聖職者は平野の黒を着ています。合唱と教会の儀式では、法王は白い絹のカソックを着ています。枢機卿は緋色を着ています。聖職者は普通の黒を着ます。
カソックは、聖職者の標準的な衣装の一部ですが、典礼の服装ではありません。それはもともとヨーロッパの信徒と聖職者の戸外と家庭の服装であり、世俗的なファッションが変わったときの後者の間のその生存は教会主義保守主義の結果にすぎません。穏やかな天候では、それは上着でした。寒い季節には、タバード（半袖の有無にかかわらずチュニック）またはキメア（ゆったりとしたノースリーブのガウン）の下に着用されました。中世には時には、袖なしの上着だけでなく、それにキメアという名前が付けられました。冬には、カソックは着用者のランクに応じてコストの異なる毛皮で覆われていることが多く、その色は教会や学問の地位を持つ中世でも異なっていました。
ローマカトリック教会では、カソックは、通常の生活（プロテスタント諸国を除く）でも、教会の衣装の下でも、聖職者が伝統的に身に着けていました。イングランドの教会では、ガウンが1604年のカノンで聖職者の正規の服装として規定されているカソックは、宗教改革以来聖職者が着用しています。しかしながら、それは長い間、カトリックまたは英国国教会の聖職者の日常のウォーキングドレスでなくなり、現在では教会、自宅、またはよりまれに自分の教区の地区でのみ着用されています。
東の教会では、カソックに相当するものがローソンと呼ばれています。
この記事は、修正マネージャーのAmy Tikkanenによって最近改訂および更新されました。
